強いかゆみが起こり皮膚がみみず腫れになる病気です
じんましんは、強いかゆみとともに、皮膚が蚊に刺されたようにみみず腫れになって数時間で消えます。
また、この反応が繰り返し起こり、慢性化して一ヶ月以上も続くものもあります。
じんましんは、よく見られる病気で、15~20%の人は人生のうちで一度は経験するといわれています
じんましんの予防対策
原因を避けることが最良の予防策。
掻かない、暖まらない、刺激の強い食物・ストレスを避けることも大切。
■原因を避けましょう。
■規則正しい生活を送り、休息・睡眠を十分にとりましょう。
■ストレス解消につとめましょう。
■暴飲暴食を避けましょう。
■じんましんが起きてしまったら、掻かないようにしましょう。
じんましんの原因
食物・薬物・感染・ストレスなど多種多様。
アレルギーが関与する場合としない場合があります。
じんましんの原因は、食物や薬物などのアレルギーで起こったり、ハンドバッグのベルトによる圧縮などの物理的刺激、温かさ冷たさなどの温熱刺激、日光、精神的ストレスなど多種多様です。
急性じんましんは、アレルギーの関与している割合が高く、原因が確定されることも比較的多いようです。
しかし、慢性じんましんでは、アレルギーが関与するのは数パーセントにすぎないといわれており、原因を確定するのも困難です。
アレルギー性 | 非アレルギー性 | |
---|---|---|
内因性 | ●病巣感染アレルギー ●かぜなどの感染症 ●虫歯 など |
●ストレス ●内臓の炎症(肝臓、胆のう、脾臓など) |
外因性 | ●食物アレルギー(肉・魚介類・卵・牛乳・小麦など) ●薬物アレルギー ●アレルゲン(ダニ、ほこり、カビなど) ●原因物質に触れる(エビ、卵など) |
●ひっかく、皮膚の圧迫 ●温度(温熱、寒冷) ●日光 ●薬(アスピリン)不耐症 ●仮性アレルギー など |
かゆみを抑えるお薬が使われます。
じんましんの治療には、膨疹・赤み・かゆみを引き起こすヒスタミンの働きを抑えるお薬を用います。
これらのお薬は、速効的な効果をもつため、じんましん治療には欠かせません。
しかし、副作用として「眠気」がありますので、服薬中は自動車運転など危険な機械の操作はひかえなければなりません。
症状の激しい急性じんましんや、特殊な症状を示すじんましんにたいしてはステロイドの内服を投与する場合もあります。