あせも(汗疹)は予防が肝心です
一般的に「あせも」と言われる「汗疹(かんしん)」は、大量に汗をかいた後に、汗が皮膚の中にたまってしまう事が原因で首やお腹、背中などに多く見られる数ミリ程度の発疹のことを指します。
汗疹の種類
水晶様(すいしょうよう)汗疹
小さな水泡が多発しますが、かゆみや痛みなどの症状が無く1日~数日で消えることが多い。おもに乳幼児の顔にできることが多いが成人でも発熱時に発症することがあります。
紅色(こうしょく)汗疹
赤い丘疹(きゅうしん)が多発し、軽いかゆみや軽い痛みを伴っていることがあります。また、掻いてしまうと細菌が入って「とびひ」になり、それが体のあちこちにうつって広がったりします。
深在性(しんざいせい)汗疹
皮膚色の扁平に隆起した丘疹(きゅうしん)が多発します。 深在性汗疹は繰り返し高温にさらされることにより現れます。
汗疹の予防
あせも(汗疹)は予防が肝心です。大量の汗をかく季節、汗をかいたまま放置してしまうと皮膚の表面に汚れがたまり、汗の出口をふさがれ汗管がつまりやすくなり汗疹を発症しやすくなります。
汗をかいた後はシャワーで流したり、濡れタオルなどで拭き取るようにしましょう。 また運動をするときなどは、吸湿性の高い素材や速乾機能のある素材を使ったものを着用するなど衣類にも工夫すると効果的です。